2020/10/15

京都府立医科大「新型コロナウイルスは皮膚で9時間生存」

 

 京都府立医科大学の研究チームはこのほど、SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)とインフルエンザAウイルス(IAV)について、研究成果を発表。論文は米国感染症学会の公式出版物「Journal Clinical infectious disease」に掲載された。

 

 研究チームは、新型コロナウイルスとIAVのヒトの皮膚での生存について、安定性を比較した。結果、両ウイルス共にステンレス鋼やガラス、プラスチックなどよりも皮膚表面ではより不活化される一方、新型コロナウイルスの生存期間はIAVに比べて有意に長かった(11.09時間:10.22-12.00時間対1.69時間:1.57-1.81時間)という。

 

 また、両ウイルス共に、「エタノール処理によって15秒以内に完全に不活化された」とし、「ヒトの皮膚でのSARS-CoV-2の9時間の生存は、IAVと比較して接触感染のリスクを高め、パンデミックを加速させる可能性がある。適切な手指衛生は、SARS-CoV-2感染の拡大を防ぐために重要」と警告している。