2021/03/23

コロナは治っても安心できない!後遺症に注意!

緒方 裕理

 

 コロナは感染者数や死亡者数に焦点が当たることが多く、どのくらいの人に後遺症が出ているのかはあまり追われていない傾向があります。後遺症が出る可能性があること自体は多くの人がご存じかと思いますが、実際、どのような後遺症がどのくらいの割合で発症するのかは不明確ということです。

 

 まず、どのくらいの人に後遺症が出るかですが、後遺症の期間や程度を考慮しないと、7割以上の人になんらかの後遺症が出るという統計が出ています。統計は複数の機関が公表していますが、たとえば国立国際医療センターの調査結果では、退院した新型コロナ患者のおよそ76%に後遺症があるとされています。

 

 他の機関でもだいたい同じような数字が出されています。具体的な後遺症の内容は人によってさまざまで、味覚がおかしくなる、髪の毛が抜ける、倦怠感がある、体が痛い、などです。痛みが出る部位なども人によってさまざまで、中には心臓に激痛がはしり、普通に生活できないようなケースもあります。

 

 また現状医療機関でも後遺症への対策はなく、受け入れてくれる病院も少ないです。後遺症が出ている段階ではすでに陰性なので、コロナ患者としては受け入れてもらえないということです。

 

 一般病棟に移っても治療法がない、空きがないということで自宅療養を選択する人も多い状況です。特に倦怠感に関しては多くの方に共通して現れる症状であるため、自宅で動けずに苦しんでいる人が多いということです。

 

 またコロナの重症者は高齢者に多いのですが、後遺症に苦しむ人には20代~40代が非常に多いです。原因ははっきりとは分かっていませんが、若くて免疫力がある分重症にはならない代わりに、後遺症が残っていると考えることもできるかもしれません。

 

 当然、高齢者に後遺症が出ないというわけではなく、高齢者は重症のまま長期化するケースが多いということです。重要なのは、若くて免疫力があっても後遺症が残る可能性はあるということでしょう。

 

 現段階ではコロナの後遺症に対する有効な手段はなさそうです。そのため私たちにできることと言えば、コロナの感染リスクを防ぐに越したことはないということです。

 

 不要不急外出を避ける、密を避ける、換気をする、手洗いうがいや消毒を徹底する、などの基本を忠実に守り、そもそもコロナに感染しないようにすることが最大の後遺症対策と言えるのではないでしょうか。