2020/07/30

英国LGC社、インフォームドスポーツ認証を日本へ導入

 

 (有)バイオヘルスリサーチリミテッド(東京都文京区、池田秀子社長)はこのほど、英国LGC社がサプリメントのアンチ・ドーピング認証プログラム「インフォームドスポーツ」を日本で開始すると発表した。認証を受けた製品には、インフォームドスポーツのロゴマークが使用できる。

 

トップアスリートのための認証プログラム

 インフォームドスポーツ認証は、インフォームドチョイス認証の姉妹プログラム。後者は2007年にLGCが認証を開始し、16年に日本へ導入された。バイオヘルスリサーチリミテッドが総代理店となり、これまでに62社156製品が認証を受けている。

 

 インフォームドチョイスとインフォームドスポーツとの違いは、前者が一般アスリートのための認証であるのに対し、後者はトップアスリートのための認証システム。

 バイオヘルスリサーチリミテッドの池田秀子社長によれば、「両認証共に、認証までの過程は同じだが、インフォームドチョイスが発売後、毎月1回モニタリングを行うのに対し、インフォームドスポーツは、発売前に全ロット検査を実施する」という。

 

 このタイミングでの導入については、「両認証共に、細部の理解が難しい点がある。消費者・アスリートの混乱を避けて、これまではインフォームドチョイスで統一してやってきたが、五輪を前にトップアスリートのニーズも増えた。また、導入後4年が経ち、認知度も上がった。機は熟したとして、インフォームドスポーツ認証を日本に導入することはLGC社の望んでいることでもある」と説明した。

 

(株)ドームが5製品で認証取得

 今回、5製品でインフォームドスポーツ認証を取得した(株)ドームの青柳清治氏は、「生活がかかっているトップアスリートがドーピング検査で陽性反応が出た場合、どのサプリメントでそうなったか、迅速にトレースできる状態を作っておくことが重要」と話す。同社は今後、認証を取得した5製品については、トップアスリート専用に販売する予定という。

 

LGCはライフサイエンス領域の国際的リーダー

 英国LGC社(ロンドン)は、ヒューマンヘルスケア、農産物(食品)、環境などの幅広いライフサイエンス領域の国際的なリーダーとして知られる。研究と分析サービスのほか、広範囲にわたる標準物質の提供や技能試験、ゲノミクス試薬の提供を行っている。

 

 3,500人の従業員の中には、科学分野のさまざまなエキスパートが働いている。世界19カ国で業務を遂行し、それぞれの施設はGMP、GLP、ISO13485、ISO17034、ISO17043、ISO/IEC17025、ISO9001などの品質管理認証を取得している。

 インフォームドチョイスと同スポーツの分析研究所は、英国(ケンブリッジ郊外)と米国(ケンタッキー州レキシントン市)にあり、それぞれISO17025を取得している。

 

 同社は100年以上にわたって英国政府の化学者の本拠地だったが、現在は英国国立分析研究所の一端を担い、化学・バイオ分析のための研究所として指定されている。1996年から民間企業として、内部投資と買収を通して多様化し、各領域で国際的なリーダーの役割を担う。現在、Cinven Astorgの提携資本の下で運営されている。 

 

LGCホームページ

 

(写真:インフォームドチョイスとインフォームドスポーツのロゴマーク)