なぜ新型コロナウイルスのガセ情報が出回るのか?

ガセネタに惑わされないために(2)

 

緒方裕理

 

情報の根拠を考える

 

基本的なことですが、たとえば「○○が新型コロナウイルスに良い」という情報を目にした際に、なぜ良いのか?と考えることが必要でしょう。たしかに科学的なことや医学的なことは専門家ではないのでよくわからないかもしれませんが、なぜビタミンDがコロナウイルスに効くと言われているのか、他のインフルエンザなどはどうなのか、他のビタミンではなくなぜビタミンDなのか、といったことは考えた方が良いです。

 

考えてもよくわからない場合は、ネットなどでも調べてみると良いでしょう。その結果根拠が明確になっているのであれば信憑性はありますが、逆に根拠がない場合信憑性はありません。

 

「1日に多くの水を飲むとコロナ対策になる」「発酵食品を食べるとウイルスを包み込んで体外に排出する」などなんとでも言うのは自由です。適当なのでもちろん事実ではないのですが、このように根拠なしなら誰でもなんとでも言えるということです。

 

これらの情報をいちいち信用しているときりがないですし、右往左往されて無駄な出費をすることになります。一定数信用する人がいて一時的にでも物が売れれば良い、と考えて適当な情報を流す人もいるので、まんまと新型コロナウイルスビジネスに騙されないよう注意が必要でしょう。

 

とはいえ、たとえばカレーを食べるのもビタミンDを摂取するのもそれほどお金のかかることではありません。そのため多くの方は、「真偽はわからないが、とりあえず試しておくか」くらいの感覚かと思います。

 

実際のところガセ情報に振り回されているというよりは一応従っている程度かと思いますが、一応情報の真偽はなるべく確認しておいた方が良いでしょう、ということです。

 

情報の出所を調べる

 

 

新型コロナウイルスに関する情報が目に入ったら、それがどこから出た情報なのかを把握した方が良いです。ただただ拡散されているからといって、情報の出所もわからないままに鵜呑みにするのは早合点です。

 

その情報は業者が利益目的で拡散させているものなのか、個人が注目されたいがために出しているものなのか、公共機関等が責任を持って出しているものなのか、などを正確に把握した方が良いでしょう。

 

インフルエンサーは注目第一であることも多い

 

 

SNS上にはインフルエンサーと呼ばれる人がいます。これは、フォロワーなどが多く、発言が注目されている人を表します。もともと著名人である人もいれば、SNS上で注目される発言を続けた結果、インフルエンサーになった人もいるでしょう。

 

インフルエンサーの発言は注目されやすいですが、インフルエンサーだから発言に責任を持っている、発言に信憑性がある、というわけではありません。インフルエンサーで一括りにするべきではないかもしれませんが、インフルエンサーの中には注目されればそれでいい、とにかく注目されることが一番重要である、と考えている人がいるのも事実です。

 

こういったインフルエンサーは、情報の信憑性は二の次と考えている、もっと言えば間違っているとわかっていても注目されるためにあえて投稿している、といったケースもあるでしょう。

 

特に何も言われなければそれで良いですし、仮に炎上してもそれはそれで注目度が上がります。このように考えているインフルエンサーもいるので、インフルエンサーの投稿だからといって鵜呑みにしない方が良いということです。

 

またインフルエンサーの投稿を拡散して自分も一緒に注目されようと考えている人もいます。SNS上では本当に有益な情報を届けるために投稿されているケースもありますが、単に自分が注目されたいがために投稿している、特に意味はないがなんとなく投稿している、といったケースも多々あります。

 

SNS上の情報が嘘ばかりというわけではありませんが、嘘の情報も多いため、疑ってかかるくらいでちょうど良いかもしれません。

 

次回は、新型コロナウイルスに関して出回っている具体的なガセ情報を紹介します。

(つづく)